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インドアゴルフは儲かるのか

検索すると「儲からない」という言葉も並びます。どちらなのかを、一般論ではなく、東京・東神田で当社が運営している直営店の数字と、全国138店舗の料金調査で検証します。1店舗の実績であり、同じ結果を保証するものではありません。数字の使い方としてご覧ください。

公開日:2026.09.30 更新日:2026.10.21

開業・FC加盟のご相談は こちら(初回無料)。加盟金・ロイヤリティ・開業費用の内訳は インドアゴルフのフランチャイズ(FC)加盟募集ページ に全額掲載しています。

手順どおりに出した数字(家賃・打席数・想定の月会費)を送っていただければ、直営店の実費と照らして確認してお返しします(試算を見てもらう(無料))。

Answer

結論:「損益分岐の会員数」を商圏で集められるかどうか

儲かるかどうかは、損益分岐の会員数(当社の直営店では約30名)を、商圏で集められるかで決まります。インドアゴルフの収支は、変動費がほとんどありません。会員が1人増えても出ていく費用はほぼ増えないので、損益分岐点を超えた先の売上は、ほぼそのまま利益になります。逆に言えば、損益分岐に届かない限りずっと赤字です。判断はこの一点に集約されます。

見るもの内容
損益分岐の会員数固定費の合計 ÷ 月会費。当社の直営店(2打席)では会員約30名でした
商圏で集められる人数徒歩・自転車の圏内にいるゴルフ人口。競合店の数と稼働状況
到達までの月数ここに耐えられる運転資金があるか。当社は開業4か月目に黒字化しました
超えた後の傾き変動費が小さいので、超えた先は急に楽になります。当社は開業5か月目の単月で営業利益率45%でした

以下は一般論ではなく、東京・東神田で当社が実際に運営している直営店の数字と、当社が調べた全国138店舗の料金調査をもとに書いています。1店舗の実績であり、同じ結果を保証するものではありません。数字の使い方としてご覧ください。

Revenue

収入の構造――月額中央値16,500円

当社がインドアゴルフ138店舗の公開料金を調べた結果です。売上の大半は月会費で、稼働率ではなく「会員数×単価」で決まります。

調査項目結果収支への意味
月額料金の中央値16,500円会員1名あたりの月間売上のベース
無人運営の店舗91%人件費を固定費から外している店が大多数
24時間営業の店舗97%営業時間では差がつかない。深夜営業は前提条件
主な追加収入入会金・同伴料・延長料・物販・レッスン料月会費の10〜20%程度が目安

重要なのは、無人・24時間はすでに差別化にならないということです。91%と97%が同じことをやっている以上、そこで選ばれる理由は作れません。当社の直営店は半径1km以内に競合が8店舗ある立地ですが、会員は設備と計測の中身で選んでいます。弾道測定器の比較はこちら

Cost

支出の構造――固定費が9割

2打席・都内・無人運営を前提とした月間の固定費です。変動費がほとんどないことが、この業態の収支の性格を決めています。

シミュレーターの打席で、仲間と順番に打つ
シミュレーターの打席で、仲間と順番に打つ(イメージ・写真:Trackman)
費目月額の目安性質
家賃(共益費込み)25万〜50万円立地で決まる。最も重い固定費
ロイヤリティ(FC加盟時)8万〜30万円(定額)/売上の3〜8%(歩合)定額は売上が落ちた月に重い
人件費0〜30万円無人運営なら体験対応と清掃で月5万〜10万円前後。常駐させると20万〜30万円以上
機器の保守・リース5万〜15万円買い取りなら保守のみ、リースなら月額に上乗せ
システム利用料2万〜4万円予約・決済・入退室。FCではロイヤリティに含む本部もある
光熱・通信・消耗品4万〜8万円24時間営業の電気代、マット・ボール・スクリーンの交換を含む
広告費3万〜10万円立ち上がり期は多め。軌道に乗ると圧縮できる
合計(目安)約40万〜100万円(FCはロイヤリティが加わる)会員が増えても、ここはほぼ動かない

都心・無人の2打席(固定費73万円・平均月会費22,000円)なら損益分岐は約34名、スタッフを常駐させると(固定費98万円)約46名です。当社の直営店は固定費63万円で、損益分岐は約30名です(計算の前提は損益分岐点の記事)。物件を決めた瞬間に、必要な会員数はほぼ決まります。物件の条件の見方は開業ガイドに書いています。

Margin

会員数ごとの月の利益と利益率

「利益率は何%か」という問いには、ひとつの数字では答えられません。固定費が動かないので、会員数によって利益率が大きく変わるためです。上の「都心・無人の2打席」(固定費73万円・平均月会費22,000円・決済手数料3.6%)で、会員数ごとに計算しました。

会員数月の売上月の営業利益営業利益率
20名44.0万円−30.6万円—
30名66.0万円−9.4万円—
35名(損益分岐の直後)77.0万円+1.2万円2%
40名88.0万円+11.8万円13%
50名110.0万円+33.0万円30%
60名132.0万円+54.2万円41%
80名(定員の目安)176.0万円+96.7万円55%

35名から50名へ、会員が15名増えるだけで、利益率は2%から30%になります。損益分岐を少し超えたところでは「ほとんど残らない」、定員に近づくと「売上の半分近くが残る」という振れ幅の大きさが、この業態の特徴です。当社の直営店が開業5か月目の単月で営業利益率45%だったのも、同じ仕組みによるものです。

この表は試算で、会費以外の収入は入れていません。営業利益は、開業費用の償却・借入の返済・税金を引く前の金額です。FCに加盟する場合は、ここからロイヤリティが引かれます(本部ごとの金額はインドアゴルフFCの費用に並べています)。定員の80名は「1打席あたり30〜50名」という当社の収支シミュレーターの前提によるもので、実際に受けられる人数はプランの設計(月の利用回数・1回の時間)で変わります。家賃や月会費を入れ替えて計算するには収支シミュレーターをお使いください。

Result

当社直営店の実績(東京・東神田/2打席)

2026年3月に開業した直営店の数字です。1店舗・特定の立地の実績であり、同じ結果になることを保証するものではありません。

8半径1km以内の競合店舗数
4黒字化までの月数
45%開業5か月目・単月の営業利益率
30損益分岐の会員数(名)

補足します。営業利益率45%は開業5か月目の単月の数字で、家賃・水道光熱費・システム費・広告費を引いた後のものです。開業費用の償却と借入返済は含んでいません。年間を通した平均ではありません。

競合8店舗というのは、靖国通り沿いという立地の条件です。「競合が多いから成り立たない」という前提では出店できなかった場所で、実際には千代田区の店に墨田区・江東区から車やタクシーで通っている会員がいます。商圏を「徒歩圏」だけで見ると、判断を誤ることがあります。

開業前後の集客については、開業前集客の記事 に書いています。

Failure

インドアゴルフが「儲からない」と言われる4つのパターン

この業態は原価がほとんどかかりません。それでも「儲からない」と言われる店があるのは、粗利ではなく、家賃・人件費・機器の費用という固定費の側に原因があるからです。収支の構造から、起きやすい形は次の4つです。

インドアの打席で、コーチの指導を受ける
インドアの打席で、コーチの指導を受ける(イメージ・写真:Trackman)
01
運転資金が足りず、損益分岐の手前で止まる
損益分岐に届くまで数か月かかります。ここに耐える運転資金がないと、広告を止め、会員が増えず、さらに苦しくなります。開業資金の計算に、立ち上がり数か月分の固定費を必ず入れてください。自己資金がいくらあれば開業できるか
02
家賃が売上に対して重すぎる
固定費のなかで最も重く、後から変えられないのが家賃です。打席数で売上の上限が決まるので、「その打席数で埋めきったときの売上」に対して家賃が何%かを、契約前に計算してください。天井高を優先するあまり家賃が跳ね上がる、という形で起きることが多いです。
03
退会が止まらず、集めた分だけ抜けていく
会員制ビジネスは、入会と退会の差し引きで増えます。月に5名入って5名抜ければ、広告費だけが出ていきます。機器の不調・予約の取りにくさ・入退室のトラブルは、そのまま退会理由になります。当社は開業1年目に、Wi-Fi型のスマートロックで半年に5回の営業停止を経験しました。スマートロックの選び方
04
値下げ競争に入る
周辺の店に合わせて月会費を下げると、損益分岐の会員数が上がり、退会1名あたりの打撃も大きくなります。月会費のほかに、レッスンや法人利用など単価を上げる商品を最初から設計に入れておくと、価格だけの競争から距離を取れます。月会費の相場(138店舗の調査)

続いている店には共通点があります。開業前に損益分岐の会員数と到達までの月数を出し、運転資金をそこに合わせていること。来店が減った会員を毎週数字で見て、先に声をかけていること。人件費を固定費にせず、レッスンなど売上に連動する形にしていること。家賃と打席数を、想定する会員数から逆算して決めていること。月会費のほかに、単価を上げる商品を持っていること。この5つです。

儲かるかどうかは、家賃と会員数の比で決まります

当社の直営店は5か月目に営業利益率45%を突破しました。同じ計算を、候補の物件の家賃と打席数でやり直してお返しします。

収支シミュレーターTERVEXのFC条件

Payback

投資は何年で回収できるか――計算式と、2打席モデルでの年数

回収期間は、損益分岐点を超えた後に、毎月いくら残るかで決まります。

計算式は1本です。投資回収期間(年)= 開業までに払う総額 ÷(月の利益 × 12)。当社のフランチャイズの2打席モデルで計算すると、次のとおりです(金額は税別)。

項目数字前提
開業までに払う総額1,500万〜2,600万円2打席の目安。物件取得費・内装工事費・機器・加盟金100万円を含む。運転資金は別
想定の月商130万円平均月会費22,000円なら会員約59名
月の固定費65万円家賃45万円、体験対応・清掃の人件費10万円、光熱・通信・消耗品5万円、広告5万円
ロイヤリティ10.4万円月商130万円の8%。店舗運営システムの利用料を含む
月の利益(初年度)約55万円利益率 約42%
月の利益(2年目以降)約51万円Trackman保守(2台・月約3.9万円)を含む。利益率 約39%
回収期間約2.3〜3.9年総額 ÷(約55万円 × 12か月)。2年目以降の利益51万円で計算すると約2.5〜4.2年

※ これは当社のFC募集ページで使っている収支モデルで、上の「都心・無人の2打席」(固定費73万円)とは費目の置き方が違います。月商130万円に届いた場合の試算で、届くことを約束するものではなく、加盟店の営業利益を保証するものでもありません。当社の加盟店はまだ無く、実績としてお見せできるのは直営店1店の数字だけです。

この年数は、条件の良い側に寄っています。総額に運転資金を入れておらず、利益は減価償却・借入の返済・税金・オーナーの報酬を引く前で、立ち上がりの赤字の期間も入っていません。これらを入れると、年数はこれより長くなります。募集資料の「回収◯年」を比べるときは、総額に何が入っているか、何を引く前の利益か、いつの時点の利益か、実績か試算か、の4点をそろえてください。

回収を延ばす要因は3つあります。立ち上がりの月数(当社の直営店は単月黒字まで4か月かかりました)、借入の返済、そして契約の期間です。加盟契約の期間(当社は5年、以後2年ごとの自動更新)と賃貸借契約の残りの期間の両方が、回収期間より長いことを確かめてください。ご自身の物件での回収期間は、家賃・広さ・想定の月会費をお送りいただければ、同じ表の形で計算してお返しします(無料)。

Method

自分の物件で試算する手順

相場の一般論ではなく、検討中の物件の条件で計算してください。5つの数字だけで出ます。

STEP 01
月会費を決める
全国138店舗の中央値は16,500円。商圏の競合の価格帯を見て決めます
STEP 02
固定費を積み上げる
家賃+水道光熱費+システム費+保守+広告費(+FCならロイヤリティ)
STEP 03
損益分岐の会員数を出す
固定費 ÷ 月会費。これが「毎月この人数を維持できるか」という問いになります
STEP 04
打席数で上限を確認する
その打席数で受けられる会員数の上限を超えていないか。超えていれば物件を変えます
STEP 05
到達までの月数×固定費を運転資金に積む
ここを削ると01〜04が正しくても続きません
FAQ

よくあるご質問

Qインドアゴルフは儲かりますか?
損益分岐の会員数を商圏で集められるかどうかで決まります。この業態は変動費がほとんどなく、会員が1人増えても出ていく費用はほぼ増えません。そのため損益分岐を超えた先の売上はほぼそのまま利益になる一方、届かなければずっと赤字です。当社の直営店(東京・東神田/2打席)では損益分岐が会員約30名で、開業4か月目に黒字化し、開業5か月目の単月で営業利益率45%でした。1店舗の実績であり、同じ結果を保証するものではありません。
Qインドアゴルフの月額料金の相場はいくらですか?
当社が全国138店舗の公開料金を調べたところ、月額料金の中央値は16,500円でした。同じ調査で、無人運営の店舗が91%、24時間営業の店舗が97%を占めています。つまり無人・24時間はすでに差別化になっておらず、価格帯と設備・計測の中身で選ばれている状況です。
Qインドアゴルフの利益率はどのくらいですか?
会員数によって大きく変わります。固定費が動かない業態のため、損益分岐を少し超えたところでは利益率は数%、定員に近づくと売上の半分近くが残ります。当社の試算(都心・無人の2打席、固定費73万円・平均月会費22,000円・決済手数料3.6%)では、会員35名で約2%、50名で約30%、60名で約41%です。開業費用の償却・借入の返済・税金を引く前の数字で、FC加盟の場合はここからロイヤリティが引かれます。当社の直営店は開業5か月目の単月で営業利益率45%でした。1店舗の実績であり、同じ結果を保証するものではありません。
Q損益分岐点の会員数は何名くらいですか?
固定費の合計を月会費で割った数字です。当社の試算では、都心・無人の2打席(固定費73万円・平均月会費22,000円)で約34名、スタッフを常駐させると(固定費98万円)約46名です。直営店(固定費63万円)は約30名です。固定費のうち最も重く、後から変えられないのが家賃ですので、物件を契約した時点で必要な会員数はほぼ決まります。打席数で受けられる会員数には上限があるため、その上限を超えていないかも確認してください。
Q黒字化までどれくらいかかりますか?
立地と集客の立ち上がり方によります。当社の直営店は開業4か月目に黒字化しましたが、これは半径1km以内に競合8店舗がある都心の路面店での実績です。重要なのは期間そのものより、そこに到達するまでの固定費を払い続けられる運転資金があるかどうかです。開業資金の計算に、立ち上がり数か月分の固定費を必ず含めてください。
Q競合が多い場所は避けたほうがよいですか?
一概には言えません。当社の直営店は半径1km以内に競合8店舗がある立地ですが、設備と計測の中身で選ばれています。また実際には、千代田区の店に墨田区・江東区から車やタクシーで通っている会員がいます。商圏を徒歩圏だけで見ると判断を誤ることがあるため、競合数よりも「その商圏で自店が選ばれる理由を作れるか」で見ることをおすすめします。
Q赤字になるのは、どういうときですか?
収支の構造から、起きやすい形は4つあります。①損益分岐に届く前に運転資金が尽き、広告を止めてしまう。②売上の上限に対して家賃が重すぎる。③入会と同じペースで退会が出て、広告費だけが出ていく。④周辺の店に合わせて月会費を下げ、損益分岐の会員数が上がる。①〜③は立ち上がりの時期に起きやすい形です。機器の不調・予約の取りにくさ・入退室のトラブルはそのまま退会理由になるため、設備とシステムの安定性は収支の問題として見てください。
Qインドアゴルフが「儲からない」と言われるのはなぜですか?
原価がほとんどかからない一方で、家賃・人件費・機器の費用という固定費が毎月かかるためです。会員数が損益分岐を超えるまでは赤字が続きます。問題は収益性そのものではなく、損益分岐の会員数をどこに置くかと、そこへ届くまでの運転資金です。当社の直営店(東京・東神田/2打席)は損益分岐が会員約30名で、開業4か月目に黒字化しました。1店舗の実績であり、同じ結果を保証するものではありません。
Q無人運営にすれば儲かりますか?
人件費を固定費から外せる分、損益分岐の会員数は下がります。当社の試算(都心の2打席・平均月会費22,000円)では、スタッフを常駐させる場合の約46名に対して、常駐させない場合は約34名です。ただし、人手がゼロになるわけではありません。初回の案内、トラブルの対応、清掃は残ります。ご自身の条件での損益分岐は、家賃・打席数・想定の月会費をお送りいただければ、試算してお返しします(無料)。
Qインドアゴルフの投資は、何年で回収できますか。
物件・打席数・会員数で変わるため、一律の年数はありません。当社FCの2打席モデルでは、開業までの総額1,500万〜2,600万円(税別・機器込み)を、月商130万円に届いたときの月の利益約55万円で割って、約2.3〜3.9年です(2年目以降のTrackman保守を含めた利益約51万円で割ると約2.5〜4.2年)。運転資金、立ち上がりの赤字、借入の返済を含めると、これより長くなります。
Sources

出典

本ページに掲載した数値は、以下の公開情報を参照しています。金額・条件は各社の改定により変わりますので、ご検討の際は必ず一次情報をご確認ください。

収支モデルをお渡しします。

打席数・家賃・月会費を入れると損益分岐の会員数が出る試算表と、当社直営店の実績をまとめた資料をご用意しています。初回のご相談は無料です。

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