インドアゴルフは儲かるのか
検索すると「儲からない」という言葉も並びます。どちらなのかを、一般論ではなく、東京・東神田で当社が運営している直営店の数字と、全国138店舗の料金調査で検証します。1店舗の実績であり、同じ結果を保証するものではありません。数字の使い方としてご覧ください。
開業・FC加盟のご相談は こちら(初回無料)。加盟金・ロイヤリティ・開業費用の内訳は インドアゴルフのフランチャイズ(FC)加盟募集ページ に全額掲載しています。
手順どおりに出した数字(家賃・打席数・想定の月会費)を送っていただければ、直営店の実費と照らして確認してお返しします(試算を見てもらう(無料))。

結論:「損益分岐の会員数」を商圏で集められるかどうか
儲かるかどうかは、損益分岐の会員数(当社の直営店では約30名)を、商圏で集められるかで決まります。インドアゴルフの収支は、変動費がほとんどありません。会員が1人増えても出ていく費用はほぼ増えないので、損益分岐点を超えた先の売上は、ほぼそのまま利益になります。逆に言えば、損益分岐に届かない限りずっと赤字です。判断はこの一点に集約されます。
| 見るもの | 内容 |
|---|---|
| 損益分岐の会員数 | 固定費の合計 ÷ 月会費。当社の直営店(2打席)では会員約30名でした |
| 商圏で集められる人数 | 徒歩・自転車の圏内にいるゴルフ人口。競合店の数と稼働状況 |
| 到達までの月数 | ここに耐えられる運転資金があるか。当社は開業4か月目に黒字化しました |
| 超えた後の傾き | 変動費が小さいので、超えた先は急に楽になります。当社は開業5か月目の単月で営業利益率45%でした |
以下は一般論ではなく、東京・東神田で当社が実際に運営している直営店の数字と、当社が調べた全国138店舗の料金調査をもとに書いています。1店舗の実績であり、同じ結果を保証するものではありません。数字の使い方としてご覧ください。
収入の構造――月額中央値16,500円
当社がインドアゴルフ138店舗の公開料金を調べた結果です。売上の大半は月会費で、稼働率ではなく「会員数×単価」で決まります。
| 調査項目 | 結果 | 収支への意味 |
|---|---|---|
| 月額料金の中央値 | 16,500円 | 会員1名あたりの月間売上のベース |
| 無人運営の店舗 | 91% | 人件費を固定費から外している店が大多数 |
| 24時間営業の店舗 | 97% | 営業時間では差がつかない。深夜営業は前提条件 |
| 主な追加収入 | 入会金・同伴料・延長料・物販・レッスン料 | 月会費の10〜20%程度が目安 |
重要なのは、無人・24時間はすでに差別化にならないということです。91%と97%が同じことをやっている以上、そこで選ばれる理由は作れません。当社の直営店は半径1km以内に競合が8店舗ある立地ですが、会員は設備と計測の中身で選んでいます。弾道測定器の比較はこちら
支出の構造――固定費が9割
2打席・都内・無人運営を前提とした月間の固定費です。変動費がほとんどないことが、この業態の収支の性格を決めています。

| 費目 | 月額の目安 | 性質 |
|---|---|---|
| 家賃(共益費込み) | 25万〜50万円 | 立地で決まる。最も重い固定費 |
| ロイヤリティ(FC加盟時) | 8万〜30万円(定額)/売上の3〜8%(歩合) | 定額は売上が落ちた月に重い |
| 人件費 | 0〜30万円 | 無人運営なら体験対応と清掃で月5万〜10万円前後。常駐させると20万〜30万円以上 |
| 機器の保守・リース | 5万〜15万円 | 買い取りなら保守のみ、リースなら月額に上乗せ |
| システム利用料 | 2万〜4万円 | 予約・決済・入退室。FCではロイヤリティに含む本部もある |
| 光熱・通信・消耗品 | 4万〜8万円 | 24時間営業の電気代、マット・ボール・スクリーンの交換を含む |
| 広告費 | 3万〜10万円 | 立ち上がり期は多め。軌道に乗ると圧縮できる |
| 合計(目安) | 約40万〜100万円(FCはロイヤリティが加わる) | 会員が増えても、ここはほぼ動かない |
都心・無人の2打席(固定費73万円・平均月会費22,000円)なら損益分岐は約34名、スタッフを常駐させると(固定費98万円)約46名です。当社の直営店は固定費63万円で、損益分岐は約30名です(計算の前提は損益分岐点の記事)。物件を決めた瞬間に、必要な会員数はほぼ決まります。物件の条件の見方は開業ガイドに書いています。
会員数ごとの月の利益と利益率
「利益率は何%か」という問いには、ひとつの数字では答えられません。固定費が動かないので、会員数によって利益率が大きく変わるためです。上の「都心・無人の2打席」(固定費73万円・平均月会費22,000円・決済手数料3.6%)で、会員数ごとに計算しました。
| 会員数 | 月の売上 | 月の営業利益 | 営業利益率 |
|---|---|---|---|
| 20名 | 44.0万円 | −30.6万円 | — |
| 30名 | 66.0万円 | −9.4万円 | — |
| 35名(損益分岐の直後) | 77.0万円 | +1.2万円 | 2% |
| 40名 | 88.0万円 | +11.8万円 | 13% |
| 50名 | 110.0万円 | +33.0万円 | 30% |
| 60名 | 132.0万円 | +54.2万円 | 41% |
| 80名(定員の目安) | 176.0万円 | +96.7万円 | 55% |
35名から50名へ、会員が15名増えるだけで、利益率は2%から30%になります。損益分岐を少し超えたところでは「ほとんど残らない」、定員に近づくと「売上の半分近くが残る」という振れ幅の大きさが、この業態の特徴です。当社の直営店が開業5か月目の単月で営業利益率45%だったのも、同じ仕組みによるものです。
この表は試算で、会費以外の収入は入れていません。営業利益は、開業費用の償却・借入の返済・税金を引く前の金額です。FCに加盟する場合は、ここからロイヤリティが引かれます(本部ごとの金額はインドアゴルフFCの費用に並べています)。定員の80名は「1打席あたり30〜50名」という当社の収支シミュレーターの前提によるもので、実際に受けられる人数はプランの設計(月の利用回数・1回の時間)で変わります。家賃や月会費を入れ替えて計算するには収支シミュレーターをお使いください。
当社直営店の実績(東京・東神田/2打席)
2026年3月に開業した直営店の数字です。1店舗・特定の立地の実績であり、同じ結果になることを保証するものではありません。
補足します。営業利益率45%は開業5か月目の単月の数字で、家賃・水道光熱費・システム費・広告費を引いた後のものです。開業費用の償却と借入返済は含んでいません。年間を通した平均ではありません。
競合8店舗というのは、靖国通り沿いという立地の条件です。「競合が多いから成り立たない」という前提では出店できなかった場所で、実際には千代田区の店に墨田区・江東区から車やタクシーで通っている会員がいます。商圏を「徒歩圏」だけで見ると、判断を誤ることがあります。
開業前後の集客については、開業前集客の記事 に書いています。
インドアゴルフが「儲からない」と言われる4つのパターン
この業態は原価がほとんどかかりません。それでも「儲からない」と言われる店があるのは、粗利ではなく、家賃・人件費・機器の費用という固定費の側に原因があるからです。収支の構造から、起きやすい形は次の4つです。

続いている店には共通点があります。開業前に損益分岐の会員数と到達までの月数を出し、運転資金をそこに合わせていること。来店が減った会員を毎週数字で見て、先に声をかけていること。人件費を固定費にせず、レッスンなど売上に連動する形にしていること。家賃と打席数を、想定する会員数から逆算して決めていること。月会費のほかに、単価を上げる商品を持っていること。この5つです。
儲かるかどうかは、家賃と会員数の比で決まります
当社の直営店は5か月目に営業利益率45%を突破しました。同じ計算を、候補の物件の家賃と打席数でやり直してお返しします。
投資は何年で回収できるか――計算式と、2打席モデルでの年数
回収期間は、損益分岐点を超えた後に、毎月いくら残るかで決まります。
計算式は1本です。投資回収期間(年)= 開業までに払う総額 ÷(月の利益 × 12)。当社のフランチャイズの2打席モデルで計算すると、次のとおりです(金額は税別)。
| 項目 | 数字 | 前提 |
|---|---|---|
| 開業までに払う総額 | 1,500万〜2,600万円 | 2打席の目安。物件取得費・内装工事費・機器・加盟金100万円を含む。運転資金は別 |
| 想定の月商 | 130万円 | 平均月会費22,000円なら会員約59名 |
| 月の固定費 | 65万円 | 家賃45万円、体験対応・清掃の人件費10万円、光熱・通信・消耗品5万円、広告5万円 |
| ロイヤリティ | 10.4万円 | 月商130万円の8%。店舗運営システムの利用料を含む |
| 月の利益(初年度) | 約55万円 | 利益率 約42% |
| 月の利益(2年目以降) | 約51万円 | Trackman保守(2台・月約3.9万円)を含む。利益率 約39% |
| 回収期間 | 約2.3〜3.9年 | 総額 ÷(約55万円 × 12か月)。2年目以降の利益51万円で計算すると約2.5〜4.2年 |
※ これは当社のFC募集ページで使っている収支モデルで、上の「都心・無人の2打席」(固定費73万円)とは費目の置き方が違います。月商130万円に届いた場合の試算で、届くことを約束するものではなく、加盟店の営業利益を保証するものでもありません。当社の加盟店はまだ無く、実績としてお見せできるのは直営店1店の数字だけです。
この年数は、条件の良い側に寄っています。総額に運転資金を入れておらず、利益は減価償却・借入の返済・税金・オーナーの報酬を引く前で、立ち上がりの赤字の期間も入っていません。これらを入れると、年数はこれより長くなります。募集資料の「回収◯年」を比べるときは、総額に何が入っているか、何を引く前の利益か、いつの時点の利益か、実績か試算か、の4点をそろえてください。
回収を延ばす要因は3つあります。立ち上がりの月数(当社の直営店は単月黒字まで4か月かかりました)、借入の返済、そして契約の期間です。加盟契約の期間(当社は5年、以後2年ごとの自動更新)と賃貸借契約の残りの期間の両方が、回収期間より長いことを確かめてください。ご自身の物件での回収期間は、家賃・広さ・想定の月会費をお送りいただければ、同じ表の形で計算してお返しします(無料)。
自分の物件で試算する手順
相場の一般論ではなく、検討中の物件の条件で計算してください。5つの数字だけで出ます。
よくあるご質問
Qインドアゴルフは儲かりますか?
Qインドアゴルフの月額料金の相場はいくらですか?
Qインドアゴルフの利益率はどのくらいですか?
Q損益分岐点の会員数は何名くらいですか?
Q黒字化までどれくらいかかりますか?
Q競合が多い場所は避けたほうがよいですか?
Q赤字になるのは、どういうときですか?
Qインドアゴルフが「儲からない」と言われるのはなぜですか?
Q無人運営にすれば儲かりますか?
Qインドアゴルフの投資は、何年で回収できますか。
出典
本ページに掲載した数値は、以下の公開情報を参照しています。金額・条件は各社の改定により変わりますので、ご検討の際は必ず一次情報をご確認ください。
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