
開業・FC加盟のご相談は こちら(初回無料)。加盟金・ロイヤリティ・開業費用の内訳は インドアゴルフFCの加盟店募集ページ に全額掲載しています。
計算式は1本――固定費を「会員1人が残す金額」で割る
損益分岐会員数は、次の式で求まります。
損益分岐会員数 = (月の固定費 − 会費以外の月次収入) ÷ (平均月会費(税抜) × (1 − 決済手数料率))
会費以外の収入は、レッスン料・ビジター利用・法人契約・物販・場所貸しなど。決済手数料はクレジットカードで3〜4%が一般的です。
式は単純ですが、つまずくのは固定費に何を入れるかです。家賃と人件費だけで計算すると、システム利用料・機器の保守やリース・光熱費・消耗品・広告費が抜け、実際の損益分岐より10名以上少ない数字が出てしまいます。開業後に「計算より会員がいるのに赤字」となる原因の多くはここです。
固定費の内訳――2打席・無人運営の費目
インドアゴルフ(2打席・無人運営)の月次固定費を費目ごとに並べます。金額は都心・郊外で大きく変わるため、幅で示しています。
| 費目 | 月額の目安(2打席) | 備考 |
|---|---|---|
| 家賃(共益費込み) | 25万〜50万円 | 最大の費目。郊外25万円前後、都心40万〜50万円。天井高2.8m以上・防音可の物件は選択肢が少なく、家賃も高め |
| 人件費 | 0〜30万円 | 無人運営なら、体験対応(月5〜6回)と週1回の清掃で月5万〜10万円前後。スタッフを常駐させると20万〜30万円以上 |
| 予約・入退室・決済システム | 2万〜4万円 | 予約・スマートロック・決済を別々のサービスで組むと合計2万〜4万円。一体型なら1契約に収まる |
| 機器の保守・リース | 5万〜15万円 | 弾道測定器・プロジェクター・PCの保守やソフトウェア更新。買い取りなら保守のみ、リースなら月額に上乗せ |
| 光熱・通信・消耗品 | 4万〜8万円 | 24時間営業の電気代、ネット回線、ボール・マット・スクリーンの消耗 |
| 広告宣伝費 | 3万〜10万円 | 開業前後は多め、安定後は口コミと検索で下げられる |
| 合計 | 約40万〜100万円 | 無人・郊外で40万円台、無人・都心で70万円前後、有人・都心で100万円前後 |
ロイヤリティのあるFC加盟店は、上記に売上歩合または定額のロイヤリティが加わります(定額の場合は固定費に、歩合の場合は会員1人あたりの手取りから差し引いて計算します)。
3つのモデル試算――無人か有人かで、必要な会員数が10名以上変わる
上の費目で、2打席の店舗を3パターン試算します。決済手数料3.6%、会費以外の収入はゼロと置いた保守的な計算です。

A:家賃45万+人件費5万+システム3万+保守10万+光熱通信5万+広告5万。B:家賃25万+人件費5万+システム3万+保守10万+光熱通信5万+広告5万。C:Aの人件費を30万円に置き換え。
注目すべきは、AとCの差です。同じ都心・同じ会費で、スタッフを常駐させるだけで損益分岐が約34名から約46名に上がります。2打席の定員を60〜100名とすると、Aは定員の3〜5割で黒字に届きますが、Cは5〜8割まで埋めなければなりません。無人運営が「人件費の節約」ではなく「黒字までの距離を縮める設計」だと言われるのは、この差のためです。
Bの郊外モデルも見落とせません。家賃が半分近くでも、会費が市場中央値(16,500円・税込)に近い水準になるため、損益分岐は都心の無人店とほぼ変わりません。家賃を下げた分だけ会費も下がるので、郊外だから楽になるわけではないのです。
定員に対して何割で黒字か――「余白」が経営の安定を決める
損益分岐会員数は、単独の数字ではなく定員に対する比率で見てください。会員制のインドアゴルフでは、1打席あたり30〜50名が予約の取りやすさを保てる目安です(当社シミュレーターの前提値)。定員の半分で損益分岐に届く店は、退会が続いた月や季節の谷でも赤字に落ちにくく、値引きに頼らずに済みます。
自分の物件で、損益分岐の会員数を出す
家賃・打席数・月会費を伺えば、この記事と同じ計算式で、損益分岐の会員数と黒字化までの月数をお返しします。
直営店の実例――固定費63万円、損益分岐は会員約30名
当社の直営店(TERVEX GOLF 東神田店、2打席・24時間営業)の2026年9月時点の月次固定費は、家賃・光熱費50万円、レッスン委託費10万円、雑費3万円の合計63万円です。月会費は19,000〜44,000円(税込)で、平均単価で割ると損益分岐は会員約30名になります。
ただし、この数字には注意点があります。直営店では代表が体験対応と清掃を自分で行っており、その人件費を計上していません。同じ店を第三者が運営するなら、月5万〜10万円前後の人件費が上乗せされ、損益分岐は数名分上がります。当社のFC加盟募集ページでは、この人件費とロイヤリティを加えた加盟店モデルを別に公開しています。
また、直営店の店舗運営システムは自社開発(OptiLync)のためシステム利用料がかからず、上の表の「予約・入退室・決済システム 2万〜4万円」も発生していません。固定費の中身が違えば損益分岐も変わる、という例として見てください。
固定費を最適化する設計ごと、FCで提供しています
予約と決済の自動化・鍵の連動といった店舗運営の仕組みを、直営店と同じ構成で提供します。運営の型は、コーチ常駐型・コーチ配置型・打席特化型の3つです。2打席以下はコーチ配置型(または打席特化型)、3打席以上はプロが常駐するコーチ常駐型が、集客と費用対効率の面で良いと考えています。
損益分岐を下げる4つのレバー
- 家賃:最大の費目。坪数を欲張らず、2打席なら15〜20坪で成立する物件を探す。天井高と防音の条件を満たす物件は、家賃交渉より「見つけること」が先
- 無人化:常駐スタッフをなくすだけで、都心なら損益分岐が10名以上下がる。体験対応と清掃だけを人が担う設計にする
- システムの一本化:予約・入退室・決済・会員管理を1つにまとめ、月2万〜4万円の重複を消す。会員数が増えるほど、1人あたりの手取りに効く
- 時間帯プランと会費以外の収入:平日昼・深夜のプランで空き時間を売り、レッスン・法人・場所貸しで「会費以外の収入」を積む。式の分子が小さくなり、必要会員数が減る
自分の物件条件で計算したい方は、収支シミュレーターに打席数・会費・家賃・人件費を入れてください。損益分岐会員数と投資回収期間がその場で出ます。
よくあるご質問
Qインドアゴルフの損益分岐会員数は、だいたい何人ですか。
Q計算式を教えてください。
Q家賃と人件費だけで計算してはいけませんか。
Q損益分岐を超えるまで、どのくらいの資金が必要ですか。
関連するページ
出典
- 直営店 TERVEX GOLF 東神田店の月次費目(2026年9月時点。家賃・光熱費50万円、レッスン委託費10万円、雑費3万円)
- 当社独自調査「インドアゴルフ138店舗の料金・運営体制」(2026年9月。標準プランの月額中央値16,500円、無人運営91%)
- 当社 収支シミュレーターの前提値(1打席あたりの会員定員30〜50名、決済手数料3.6%)
- 開業資金の内訳と補助金・融資(機器・内装の費用レンジ)
モデル試算の家賃・人件費・会員単価は仮定値です。実際の数字は物件・商圏・料金設計により変動し、本ページは加盟店や開業者の成果を保証するものではありません。
自分の物件条件で、損益分岐を出してみませんか。
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