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インドアゴルフの開業前集客――黒字化までの運転資金と、告知に書く内容

開業前の集客は、どこまでやればよいのか。当社の直営店が4か月で黒字化できた理由と、開業時の会員数で毎月の不足額がどう変わるか、告知に何を書くかを、実際の数字で書きます。

公開日:2026.10.05 更新日:2026.10.20

開業前の収支のご相談は こちら(初回無料)。儲かるかどうかの確かめ方は こちらのガイド にまとめています。

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開業から黒字化まで、当社は4か月かかった

当社の直営店(TERVEX GOLF 東神田店・2026年3月開業)は、開業から4か月で黒字化しました。5か月目には営業利益率が45%を超えています(直営店1店舗の実績であり、加盟店の営業利益を保証するものではありません)。広告費は、ほぼ0のままです。

この経験から言えるのは1つです。事前の集客は「黒字化できるかどうか」を決めるものではありませんでした。決めたのは、黒字になるまでの赤字を、何か月分持たなければならないかです。

02

それでも4か月で黒字化できた、2つの理由

広告費をほとんどかけずに会員が集まったのは、開業前に決めていた2つのことが効いたからです。

1つ目は、物件です。当社は物件を決めるまでに60件以上を見送りました。通行量が少ない物件、通りから見えにくい物件は、その時点で外しています(見送った12の理由)。店の前を通る人が、そのまま見込み客になる場所を選んだことが、広告の代わりになりました。半径1kmに競合が8店舗ある立地ですが、それでも人は来ています。

2つ目は、固定費の低さです。黒字になるのに必要な会員数が少なければ、会員が増えるまでの期間を持ちこたえられます。

項目直営店の実数補足
月の固定費63万円家賃・光熱費50万円、レッスン委託費10万円、雑費3万円
損益分岐会員 約30名2打席・24時間営業
黒字化まで4か月単月で黒字になるまでの期間
開業前後の広告費ほぼ0円通行量と視認性のある物件を選んだ

逆に言えば、通行量の少ない物件や、固定費の高い計画で同じことをすると、会員が増えるまでの期間がそのまま資金繰りの問題になります。損益分岐点の算出方法は 損益分岐点の記事 に書いています。

自分の条件だと、会員が何名で黒字になるか

家賃・打席数・運営のしかたが分かれば、損益分岐の会員数と、開業時に用意しておく運転資金の目安をお返しします。

収支シミュレーション儲かるかを数字で確かめる

03

開業時の会員数で、毎月の不足額はこう変わる

事前に会員を集めておく意味を、計算例で見ます。都心の2打席・無人運営で、月の固定費を73万円、平均月会費を22,000円、決済手数料を3.6%と置いたモデルです(損益分岐点の記事の都心モデルと同じ前提。損益分岐は約34名)。

開業した月に、会費で足りない金額(計算例)
固定費73万円から、会員の月会費(決済手数料を引いた手取り)を引いた金額です。実際の数字は物件と料金で変わります。
開業時の会員数 → 月の不足額
0名 73万円
10名 約52万円
20名 約31万円
30名 約9万円

会員0名で開業すると、最初の月は固定費の73万円がそのまま出ていきます。20名で開業できれば約31万円で済みます。差は月に約42万円です。開業時の会員数が少ない状態が2か月続けば、その2か月分が運転資金から消えます。

当社の直営店は固定費が63万円なので、運転資金は3か月分で約190万円、6か月分で約380万円が目安になります。開業時の会員数が少ないなら、そのぶん長く持てるだけの資金が要る、ということです。資金の組み立て方は 開業資金の記事 をご覧ください。

04

告知に何を書くか――入会の決め手5つ

開業前の告知は、店ができたことを近くの人に知ってもらうための作業です。何を書くかの手がかりは、開業後に会員の方から聞いた言葉にあります。

暗い室内で、スクリーンに向かって打つ
暗い室内で、スクリーンに向かって打つ(イメージ・写真:Trackman)

入会を決めた理由として、実際によく聞くのは次の5つです。

入会の決め手としてよく聞く言葉告知で伝えること
Trackman があることどの機器が、何打席に入っているか
打席が広くて清潔感があること打席の写真。広さが分かる構図で
ツアー選手のマンツーマンが受けられること誰に、どう教われるか
自宅から近いこと住所と、最寄り駅からの時間
駐車場があること台数と場所

5つのうち2つ(近さ・駐車場)は物件で決まり、2つ(機器・打席の広さ)は設計で決まります。つまり、告知の中身は、開業前の物件選びと設計の段階でほぼ決まっています。告知は、それを近くの人に知らせる作業です。

05

開業日までに決めておく3つの数字

集客の方法より先に、次の3つを数字で決めておくことをおすすめします。

  • 損益分岐の会員数:固定費 ÷ 会員1人あたりの手取り月会費。当社の直営店は約30名です
  • 開業した日に、何名で始めるか:0名で始めるのか、20名で始めるのか。上の計算例のとおり、毎月の不足額が変わります
  • 不足額の何か月分を持つか:当社は黒字化まで4か月かかりました

この3つが決まると、事前の告知にいくらまでかけてよいかが逆算できます。月の不足額が42万円減るなら、告知にかける費用はその範囲で考えればよい、という見方です。

開業時の販促を、どこまで本部がやるのか

当社のFCでは、広告の運用をご自身で行う場合、開業販促費はいただきません(0円)。運用を本部に任せる場合のみ、広告の実費と運用手数料20%をいただきます。定額ではお預かりしません。広告のアカウントは加盟店の名義で作り、管理画面を共有します。

TERVEXのFC条件FCの費用は結局いくらか

FAQ

よくあるご質問

Qインドアゴルフの開業前集客は、いつから始めるべきですか。
「何か月前が正解か」は、当社の経験からは言えません。言えるのは、開業時の会員数が少ないほど、開業直後の毎月の不足額が大きくなる、ということです。
Q広告費をかけずに黒字化できますか。
当社の直営店は、広告費ほぼ0円で、開業から4か月で黒字化しました。ただし、通行量と視認性のある物件を選んでいたこと、月の固定費が63万円・損益分岐が会員約30名と低かったことが前提です。同じ結果をお約束するものではありません。
Qオープンの日に、会員は何名必要ですか。
決まった人数はありません。損益分岐の会員数に足りない分が、毎月の不足額になります。都心2打席・固定費73万円の計算例では、0名で開業すると月73万円、20名で開業すると月約31万円が不足します。この不足額の何か月分を運転資金で持つかを、先に決めてください。
Q入会の決め手になるのは何ですか。
当社の直営店で、会員の方からよく聞くのは5つです。Trackman があること、打席が広くて清潔感があること、ツアー選手のマンツーマンが受けられること、自宅から近いこと、駐車場があること。
Sources

この記事の根拠

この記事は、当社の直営店(TERVEX GOLF 東神田店・2026年3月開業)の開業前後の経験と実数にもとづいています。計算例の前提(固定費73万円・平均月会費22,000円・決済手数料3.6%)は 損益分岐点の記事 の都心モデルと同じです。実際の数字は物件条件や料金設定で変わります。

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損益分岐の会員数と、開業時に用意する運転資金の目安を、物件の条件からお出しします。初回のご相談は無料です。

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