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インドアゴルフの物件で、最初に測るのは天井高

立地よりも先に確認すべきなのは「そもそも装置が入るか」です。天井高の基準が情報源によって割れている理由と、実務上どこを見るべきかを整理します。

公開日:2026.08.21
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最低ラインが2.7m・2.8m・3.0mに割れている

インドアゴルフの物件条件を調べると、必要な天井高として2.7m、2.8m、3.0mという異なる数字が出てきます。どれが正しいのかという問いの立て方をすると、答えが出ません。いずれも「何を基準にしているか」が違うためです。

実務上の分岐点になるのは、メーカーの販売条件です。GOLFZONは施工後2.85m未満の物件には装置を販売しないとされています。つまり2.7mでも物理的にスイングはできても、導入したい機種が入らない、という事態が起こります。

理由は明確で、身長190cmの方がドライバーを縦に振ると天井に当たるためです。会員制の店舗で「特定の身長以上の方はご利用いただけません」とは言えませんから、最大値で設計する必要があります。

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図面の天井高と、仕上げ後の天井高は違う

もう一つの落とし穴が、図面と実寸の差です。既存建物は内装を仕上げた後で2.7〜2.8m程度に収まっていることが多く、募集図面の数字をそのまま信じると足りません。

では天井を削ればよいかというと、そこで梁が問題になる例が多いと指摘されています。梁は構造体ですので、原則として撤去できません。打席位置をずらして避けられるのか、避けると打席数が減るのか。ここは設計士が図面を見て初めて判断できます。

順番としては、申込みの前に設計士に一度見てもらうことをおすすめします。申込み後に「入らない」と分かると、申込金の扱いや、他の候補物件を並行して押さえられなかった機会損失が発生します。

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天井高は、機種選定にも波及する

天井高と奥行の制約は、導入できる測定器の方式まで決めてしまいます。寸法が不足するとスイングが制限され、その結果レーダー式測定器の測定精度が損なわれると指摘されています。

レーダー式(TrackManなど)はボールの飛行を追いかけて計測するため、ボールが十分に飛ぶ距離が必要です。一方カメラ式(GCQuad、Uneekor EYE XOなど)はインパクト前後を高速撮影する方式なので、必要な奥行が相対的に短くて済みます。

つまり天井高と奥行がぎりぎりの物件では、カメラ式が有利になります。物件を決めてから機種を選ぶのではなく、物件の寸法が機種の選択肢を絞るという関係です。

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契約前に確認するリスト

  • 内装仕上げ後の天井高を、図面ではなく実寸で(複数箇所)
  • 梁・ダクト・スプリンクラーの位置と、その下端の高さ
  • 1打席あたりの幅と奥行(最低で幅3m×奥行5m前後、推奨で幅3.5〜4.5m×奥行6m以上)
  • 什器・通路・受付を含めた全体の面積
  • 導入したい機種の設置要件(メーカーの販売条件を含む)
  • 受電容量(シミュレーター・プロジェクター・空調・照明が常時稼働します)

当社の開業・運営支援では、物件を押さえる前にこの確認を行います。契約後に判明すると取り返しがつかない項目だからです。

Sources

出典

本ページに掲載した数値は、以下の公開情報を参照しています。金額・条件は各社の改定により変わりますので、ご検討の際は必ず一次情報をご確認ください。

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