レーマン方式の料率は、どこでも同じ
M&A仲介の成功報酬は、レーマン方式で計算されるのが一般的です。料率は複数の情報源で一致しています。
| 取引金額 | 料率 |
|---|---|
| 5億円以下の部分 | 5% |
| 5億円超〜10億円 | 4% |
| 10億円超〜50億円 | 3% |
| 50億円超〜100億円 | 2% |
| 100億円超 | 1% |
10億円の案件なら、5億円×5%+5億円×4%=4,500万円です。ここまでは各社ほぼ同じです。
差がつくのは最低報酬額
問題は最低報酬額です。相場としては500万〜2,500万円程度、あるいは500万円前後が一般的とされています。
ここで何が起きるか。売却価格3,000万円の案件をレーマン方式で計算すると150万円ですが、最低報酬500万円が適用されると実質料率は16.7%に跳ね上がります。
ゴルフスタジオの居抜き案件は、公開されている掲載を見る限り1,000万〜2,000万円が最も多い価格帯です。この規模で最低報酬500万円を払うと、取引の経済性が成り立ちません。
プラットフォーム型の料金体系
一方、M&Aプラットフォーム型のサービスは最低報酬が低く設定されています。
| サービス | 料金体系 | 最低手数料 |
|---|---|---|
| ラッコM&A | 譲渡価額の5% | 5万円 |
| M&Aナビ | レーマン方式 | 20万円 |
| スピードM&A | レーマン方式 | 20万円 |
| バトンズ | 譲渡金額の約2%前後 | 35万〜150万円 |
| M&A Cloud | レーマン方式 | 100万円 |
| fundbook | レーマン方式 | 2,500万円 |
同じ「レーマン方式」でも、最低報酬が20万円か2,500万円かで、対象となる案件規模がまったく違います。料金表を見るときは、料率ではなく最低報酬額から見てください。
着手金・中間金の相場
成功報酬以外の費用も確認しておく必要があります。
- 相談料:無料が一般化
- 着手金:50万〜200万円程度。無料の会社も増えている
- 中間金:成功報酬の10〜30%
- 成功報酬:レーマン方式+最低報酬額
着手金は、成約しなくても返ってきません。案件が動く見込みが薄い段階で高額の着手金を払う構造になっていないかは、契約前に確認する価値があります。
居抜き(造作譲渡のみ)の場合
事業譲渡ではなく造作譲渡だけの取引は、宅地建物取引業法の範囲外にあたり、手数料が法で定められていないとされています。売り手負担で「30万円または売買金額の10%」といった例や、サブリース方式なら売り手手数料ゼロという例が示されています。
当社が運営する「andMA」を売り手0円・買い手は成約時のみ2%(最低20万円)としているのは、この価格帯の案件が手数料で潰れることを避けるためです。
出典
本ページに掲載した数値は、以下の公開情報を参照しています。金額・条件は各社の改定により変わりますので、ご検討の際は必ず一次情報をご確認ください。
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